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ガァンッ!!!!
「ッ!?!?」
イライラしてるところに、いきなり衝撃音がした。
どうやら、個室の扉から響いて来たものらしい。
数個隣の個室から聞こえてきた。
「やっほー…?衿原くん…だっけぇ?」
この声はッ……!!!!
「人がさぁ……せっかく仲良くしてあげようとガン飛ばしてたのにさぁ…逃げるとかひどくなぁーい?」
ガァンッ!!!!
や、やばいっ…アイツだ!!!
アイツがトイレの扉、蹴破ってる……!
そういや、トイレって言っちまったんだった…!
何素直にトイレ来てんだよ、ヲレェェエ!!!!
つーか、仲良くなりたくてガン飛ばしたの!?!逆に失礼だわ!
「俺さぁ、君とちょっとおしゃべりしたいんだけど……さッ」
ガァンッ!!!!
イヤイヤイヤイヤイヤイヤ…!
おしゃべりで済まないでしょ!今の状況考えたら!
もうホラー映画以上に怖いわっ!リアルホラーすぎるわ!
てか、教室での時と雰囲気違うんですけど!!
やばいッ…。
多分、俺が入った個室は奥から2番目。
今、3つぐらい壊されたからあと2つ壊されたら……俺……。
あぁ!もう!誰かヘルプ!!!!
俺を悪魔から助けてくれぇ!!!!!!
――――ブーッブーッ
はっ!!まさかゆーたくん!?!?
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