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ガァンッ!!!!!
「みーっけ♪」
あぁ、見つかってしまった……。
便座に座る俺。扉を蹴破ったアイツ。
扉蹴るの強すぎて風きたわ。
もうこれ、蛇に睨まれたカエル。
「……………」
「なーに、口結んでんの?」
カツカツと、中へ入ってくる。
そして、俺の目の前に立つ。
あ、やっぱり背ぇ高いな………。
足長すぎ、腰高すぎだろ。
「あー。緊張してる?だよねー」
「……」
「じゃ、自己紹介からはじめよっか」
カチャっと、扉のカギを閉める音が聞こえた。
いや、もう、ほんと……自己紹介じゃないですよね………??
「よいしょ」なんてオヤジみたいに言って、その場に屈んだ。
う○こ座りのガラ悪いバージョン、ヤンキー座りだ。
うわ、超怖いんですけど……。
目だけは合さないようにしなきゃ…。
「俺、昨日転校してきた志野大雅(しのたいが)。よろしくね? 」
にっこり笑みを向けられる。
絶対女が好きそうな顔。
「……え、えりはら……ちあ、き…です」
「へぇー。千明って言うんだぁ」
おい、志野とやら。
お主、笑っているつもりだろうが目が笑っていないぞ……。
念のため、少しだけ後ろに身を引いた。
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