scene1「半身の世界」

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「三年、よ」 彼女が言ったのは、それだけだった。 それだけで、後には何も続かない。 怖いくらいの静寂が、置き去られた。 不振。 「…おい、どうしたんだ――――」 振り向いた僕は、
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