24 訪問-2

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「風間、ガードの件だが、くれぐれも頼むぞ」 「ご心配なく。直接何かを仕掛けてくるほど愚かではないでしょうが、君も充分気を付けてくださいよ。昨夜のように、所在が確認できないのは、困りますからね」 「……わかった。引き続き調査を頼む」 「へっぽこ探偵に、お任せあれ」 どうやら、 5分間の密談は、少しばかりタイム・オーバーして終わったらしい。 応接セットの方に、チラリと視線を向けると、 にっこり、会心の笑みを浮かべた探偵さんの視線に、がっちりと捕まってしまった。 私が、聞き耳を立てていたことなんか、全部お見通し。 そんな笑顔に、たらりと、冷汗が伝い落ちる。 やっぱり、麒麟探偵は、あなどれない人だ。
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