24 訪問-2

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「もちろん。そのつもりです。実際会ってみて、俄然ファンになってしまいましたから。可愛らしい人ですね、彼女」 またまた落ちた、今度は、少し成分の異なる短い沈黙の後、 探偵さんは、クスクスと、楽しげな笑い声をあげた。 「おや? 何、柄にもなく、照れているんですか? 三十路男が顔を赤らめても、キモイだけですよ?」 ――ええっ!? 「うるさいぞ、へっぽこ探偵! 誰が顔なんか赤らめるか。それに、お前だって、立派な三十路だろうが」 ――へっぽこって、 課長、なんですか、その可愛い言い回しは? というか、 このやり取りを聞いていると、まるで、昔の東悟そのままじゃない。 見たい。 今、どんな顔をしているのか、ものすごく見たい!
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