第1章

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こんにちわ、いいお天気ね。 今日も何気なく歩いている学生さんに話しかける。 その学生さんは、びっくりしたように止まった。 どうしたの?学生さん、忘れ物? 学生さんは周りをキョロキョロと見回している。 まさか、、、私の声が聞こえるとか? 「誰が喋ってるんだ?」 こっちよ。学生さん、、私はあなたのそばにいる薔薇よ! って言ったって気付きはしない、、、 「まさか、この薔薇が喋ってるとかな、、、」 痛い! 「えっ!?」 痛いわよ!あんた茎を強く持ちすぎなんじゃないの?! 「まじかよ。薔薇ってしゃべれたっけ?!」 てか、痛い!離しなさい! 「あっ、、、ごめん」
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