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神様は両手を広げ話し始めた。
「では、エリュシオンについて話そうか」
「ま、待ってください!」
演説を遮るようで悪いが言わせていただこう。
「その、最高神様は五つおまけを付けてくれると言っていましたよね?できればそれを決めながらの、質問形式にしてくれませんか?」
今、全てを聞かされても覚えきれないだろう。俺は少しづつ覚えたい。
「………なる程。良いだろう」
指を鳴らし神様は、椅子に腰掛けた。
また、なにもなかったはずのところから椅子が………。これぐらいで動揺していては、エリュシオンでは持たないだろう。慣れなければなあ…。
「あ、でもなぜその世界になったかだけは聞いても良いですか?」
これは単純に気になった。別に違う世界もあったろう。俺の趣味を考慮したとかか?でも、あちらに行くというのは資料を見る前だったし……。
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