始まりは乗用車

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「ああ、それは私の言わば同僚というやつの世界だからだ。交流を作るいい機会にもなったな」 ……先程のは俺の考えすぎみたいだ。 でも、他人の世界に勝手に人を送っていいのか? 「き、許可とかは、大丈夫ですか?」 神様に意見しているみたいでなんとも言えないけど、ここは重要だよなあ? 「それは、大丈夫だ。もう許可は降りてる。上にもエリュシオン最高神にも」 上って、唯一神か!? サッと顔が青くなる。ただの男子高校生が世界を作った神様の上の上、雲の上とかのレベルじゃない人に知られるなんて、荷が重い………。 「安心してくれ。転生者は何人か出さなくてはいけないんだ。嫌でもね」 違う意味で青くなったんだが……。何人かいるなら気にもとめないか。そう思うと楽になる。 「では聞かせてくれ。質問からでも良いぞ」
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