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ま、まさか!?
「いやー、彼女が出来ていざ挿入って時に萎えて童貞のままなんて………。か、可哀想に………っふ!!」
男は腹を抱えて笑い出した。
対して俺は、顔を手で覆い羞恥に震える。思い出したくなかった…!
しかもその彼女には別れを持ち出され破局。次に出来た彼女もその理由で振られた。そう、俺は同じことを二回も繰り返したのだ。
「ふー、久しぶりにこんなに笑ったよ、ありがとう。さて、ここからは真剣な話だ。君のこれからに関わる、重要な事。心して聞いてくれ」
笑い顔から一変、引き締まった顔に変わる。
俺は息を吸い込み、大きく吐き出した。一言も聞き逃してはいけない。
「……はい。お願いします」
息を飲む。
「まずは、これから話そうか」
男は微笑み、紡ぎ出した。俺の予想を大きく上回ったことを。
「私は……神だ」
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