始まりは乗用車

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目を見開く。人外であることは予想していたが、神とは…。 言われれば、最初の言葉にも理解ができる。生を管理するものであるから、「来世」だの「信条」という言葉を投げかけてきたのだろう。 正直に言えばまだ、納得はしていない。神だなんて存在したのか。人間の盲信ではなかったのか。 だが、ここで詰まっては次に進めない。 「…だから、俺の情報を資料にできるほど持っていたんですね」 そうだ。このことだって、今いるこの空間も神ならばと思える。 「そうだ。これは私の部下が作ったんだ。優秀だろう?っとそれはおいといて。私はこの世界で一番偉い神だ。正式名は、地球最高神」 地球最高神……だいぶお偉いさんだな。会社で例えるなら、社長か? 「そして、私より少し力が劣る地球神がいる。2柱のな」 なるほど、部長だな。
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