第2章
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第2章
ちょっとだけ哀しくなったんだ。 彼女はわかっている。悪いことをしたと。泣きそうな声で聞いてきたんだ 荷物をまとめて旅をしようとしている俺に。 乗り捨てた自転車にまた乗って走り出した 君はもっと俺に何か言うことがあったのだろう そんな君を思い出した。 哀しくなったんだ。 息をするのも忘れていた そしてまた君を思い出した そっと帽子を深く被った
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