第3章
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第3章
どうせ逃げ出せないけれど逃げたつもりになって 公園のベンチに座った イヤフォンを耳にさしてボーッとしていた。 気がつけば辺りは薄暗くなっていた 10月の風が冷たくて切なかった。 時間を忘れてゆっくりしていたら手の中のケータイが鳴った。 あーあ結局逃げられないんだ
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