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ジャック「こいつ……っ」
またもや怒りを覚えるジャック。しかし彼を止めたのは、アキでは無かった。
??「グレねぇね、あれガチャポンだよ! 私もやりたい!」
いや、止めたというよりは、誰かの発言がジャックの思考を遮ったという方が正しいか。
グレ子「真衣、ちょっと黙ってろ! 余計ややこしくなる。あと、グレねぇねは止めろ」
真衣「えー? ガチャさん、私もやっていいよね? ね?」
真衣と呼ばれた学生服の少女は、元気よく片手を挙げて隼人に尋ねた。
隼人「おっ、いいぜいいぜ! ガチャポン好きに悪い奴はいねーからな!」
グレ子「“ガチャさん”にはツッコミなしか……」
真衣「わーい♪ ありがとーガチャさん!」
真衣が司会者側の台に駆け寄ろうとしたその時。
「わっ!?」
「へっ?!」
「うあああっ!?」
ジャック達の背後から、突然大勢の悲鳴と大きな音が聞こえてきた。
ドサドサドサッ、という音が正しいだろうか。
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