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??「お、ジャック! 久しぶりだな!」
そのうちの1人――金髪で赤目の少年がジャックに声をかけた。
ジャ「……誰だ?」
が、先に反応したのはアメトリンと言葉を交わしていた銀髪ポニーテールの青年だった。
ジャック「そういえばアンタもジャックか!」
……ここで思わぬ事実が発覚してしまった。
隼人「あ。そういや今回、ジャックが2人いるんだった。ややこしいなー」
ジャック「いや、これ明らかにわざとだろ。こうなる事最初から分かって人選したんじゃねえのか?」
ファーナ「ふぁなたち、しかいしゃ。しらなーい」
ジャック「……………………………………………」
アキ「ジャック! 落ち着いて落ち着いて!」
??「……ここ、とても賑やかだね、スイ。王様ゲームってなんだか楽しそう」
周りのやり取りが楽しかったのか、くすり、と萌黄色の髪の少女が微笑んだ。
少女の言葉に、手を繋いでいた金髪天然パーマの少年が優しく言葉を返す。
スイ「んー……まあ、アルやジャックもいるし、知らない奴は多いけど危険な感じにはならなさそうかな」
シキ「そう、ジャックもいるんだね。どおりで聞いたことがある声だと思った。今日は楽しい1日になるといいなぁ」
スイ「ああ、そうだな」
2人のほんわかしたやり取りに、少しだけ会場が和んだ。
ああ、あそこだけ空気が違うな。と何人が思った事だろう。
アル「……というわけで。これで全員揃ったな!」
スイとシキを気にしながら、今まで珍しく静かにしていた金髪赤目の少年――アルデュークが口を開いた。
隼人「アル先輩、レット先輩、ちーっす」
まるで部活の後輩のように軽く挨拶する隼人。その言葉にアルデュークと、彼の横で微笑んでいた三つ編みの少女――スカーレットが反応する。
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