8人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
アル「おう、仕方ないから来てやったぜ!」
スカーレット(アルったら……ナレーションにまで珍しくとか言われてるわ……)
隼人「レットせんぱーい、ぼーっとしてないで何か喋って喋ってー」
スカーレット「あ。……ごめんなさい。でもその“レット先輩”っていうの、ちょっと違和感だわ……」
隼人「だって俺、長い名前覚えられないんだよな。3文字が限界でさー」
ファーナ「ふぁなのなまえ、おぼえただけで、きせき!」
スカーレット「……なら仕方ないわね。改めて、初めまして。今日はよろしくお願いするわ」
ジャック「って……お前ら初対面かよ!」
アル「だって同じ【植木蜂の世界】だけど話も世界も違うし」
隼人「むしろ歳的には俺の方が先輩だし」
アル「へぇーそうだったのか」
ジャックのツッコミにアルデュークと隼人は平然と答える。その反応に、ジャックは溜め息を吐くしかなかった。
ジャック「……俺、アルとは付き合い長い気がするんだがまだまだみたい、だな」
アル「え、どういう事だよジャック!?」
グレ子「あー……どうでもいいんだが、早く王様決めようぜ。 さっさと帰りたいし」
進まない進行に痺れを切らしたのか、グレ子が隼人に声をかける。
しかし、彼から帰ってきたのは予想外の言葉だった。
隼人「え、何言ってんの? 王様ゲームは今からだぜ?」
グレ子「はぁ!?」
グレ子を筆頭に、その場の殆どの人間が驚きの表情を見せる。
最初のコメントを投稿しよう!