第0話

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アル「おう、仕方ないから来てやったぜ!」 スカーレット(アルったら……ナレーションにまで珍しくとか言われてるわ……) 隼人「レットせんぱーい、ぼーっとしてないで何か喋って喋ってー」 スカーレット「あ。……ごめんなさい。でもその“レット先輩”っていうの、ちょっと違和感だわ……」 隼人「だって俺、長い名前覚えられないんだよな。3文字が限界でさー」 ファーナ「ふぁなのなまえ、おぼえただけで、きせき!」 スカーレット「……なら仕方ないわね。改めて、初めまして。今日はよろしくお願いするわ」 ジャック「って……お前ら初対面かよ!」 アル「だって同じ【植木蜂の世界】だけど話も世界も違うし」 隼人「むしろ歳的には俺の方が先輩だし」 アル「へぇーそうだったのか」 ジャックのツッコミにアルデュークと隼人は平然と答える。その反応に、ジャックは溜め息を吐くしかなかった。 ジャック「……俺、アルとは付き合い長い気がするんだがまだまだみたい、だな」 アル「え、どういう事だよジャック!?」 グレ子「あー……どうでもいいんだが、早く王様決めようぜ。 さっさと帰りたいし」 進まない進行に痺れを切らしたのか、グレ子が隼人に声をかける。 しかし、彼から帰ってきたのは予想外の言葉だった。 隼人「え、何言ってんの? 王様ゲームは今からだぜ?」 グレ子「はぁ!?」 グレ子を筆頭に、その場の殆どの人間が驚きの表情を見せる。
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