起死回生

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心臓、壊れるかと、思った 「――う」 声にならない、呻き声みたいな濁った声しか出ない どうして、ここにいるの どうして、知ってるの? 私、誰にも言ってないのに カズくんの子供だなんて、――誰にも。 なのに、欲しかった言葉 助けて欲しいと、願ったこの時に。 奇跡のように、カズくんは現れて。 私を強く、抱き締めてくれた
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