起死回生

31/35
6010人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
――驚いた 何も話してないのに。 そんなことにまで気がついてくれたカズくんに。 「いいの、……私はいいから」 「良くねーだろ」 良くあるよ。 私、それだけで充分嬉しい ここに来てくれただけで 自分が父親だって知らずに、それでも私の為にここまで走ってきてくれたカズくんが 「赤ちゃんは――私の。赤ちゃん――」 愛しいよ だから。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!