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「みなみ。呼ばれてるよ」
私の後ろに座っているアキちゃんに背中を叩かれて夢から覚めました。
アキちゃんは高校生とは思えないほど素敵な子で黒い髪の毛は丁寧に手入れされています。とてもしっかりしている女の子です。
アキちゃんは私の友人で幼稚園の頃からお付き合いしています。
「はい!」
私は勢いよく立ち上がりました。
国語の与一先生に指定された箇所を読み上げます。
今日も授業に出ていない京極君が気になって授業中だということをすっかり忘れていました。
失敗、失敗。
無事に教科書を読み終えて席に着きます。
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