私が向日葵嫌いな理由。

プロローグ

授業が終われば放課後は部活です。

早く終わらないかな。

私は部活の方が好きなのです。

隣の席の京極君のことも気にはなるけれど彼は図書館の住人なので直ぐに見付けることができるのです。

京極君は私が探しに行っても読書に夢中です。

本の虫さんなのだそうで、一日に十冊を目安に読み味わうそうです。

でも、京極君は虫さんではないのです。

猫毛で眼鏡でちょっとぼんやりした男の子だけど本を読んでる彼はとっても可愛のです。