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「みなみ。先、いくよ」
授業が終わりました。与一先生はもう居ません。私は京極君を頭から切り離して立ち上がります。
アキちゃんと私は文芸部です。
「待っていまいくっ」
私は急いで支度をします。あんまり急いで筆箱をぶちまけてしまいました。
「なにやってんだよ」
あたふたとシャープペンや定規を拾っていると板垣君が消しゴムを拾ってくれました。
板垣君はクラスの学級委員をしています。
京極君が居ないと何時もぴりぴりしていて怖い人だけど普段は勉強熱心でお友達思いの優しい人です。
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