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何故なら今までの愛加の僕に対する態度からして、そんな風に言われるなんて、違和感が拭(ぬぐ)えない。
僕はずっと『何も』変わってないし、急に何かが『格好良く』なった訳でもない。
僕はニヤニヤしながら僕を見ている愛加に、何か違和感を感じていた矢先、ちょうど背後にちょうど『ソイツら』が近寄って来た。
ソイツは、先程の愛加の言葉がしっかりと聞こえていたようで、みるみる頬が紅潮しだす。
この間、愛加に腕組みされてたソイツ。愛加の彼氏なんだろうか。
愛加は「誤解だよ?」と、ソイツの顔を見て、気まずそうにしていた。
そしてチャイムが鳴ったので、僕は太田…さんに別れを告げてクラスに戻ろうと方向転換した。
でも僕がソイツと愛加の前を通りすぎようとした時、
「調子乗んじゃねぇぞ」
また意味の分からない事を言われる。
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