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つまらない。つまらない。つまらない…。
どうしてこの世界はこんなにもつまらないのか。
未来とはなんだ。お金を稼ぐ為に生きる人生とはなんだ。
世間なんて言葉があるが、人の目とはなんだ。
どうして人が人を蹴落とす世の中なのだ。
なぜ差別が生まれる。嫉み、嫉妬、傲慢?人と違っているからか?
何故人の世はこんなにもつまらないものなんだ。
人間の遺伝子にそうなるよう組み込まれているのか?
いや、違う。自分が自分である為に認めないだけだ。
異端、戦争、虐め、革命、放棄、独立、独占。
それはどっかの誰かが誰かを認めない。
そして、己が己である為の意志。
それが、個の単位、万の単位、億の単位、賛同する者が多ければ多い程、正当化され、当たり前という言葉になる。
苦労してお金を稼ぐ事は当たり前。
戦争になった事は当たり前。
独立して当たり前。
虐められて当たり前。
当たり前の世の中。一体なにが当たり前なんだ?
世の中に絶対なんて言葉は存在しない。
なのに当たり前とはなんだ?
ただ、そういう流れに世の中がなっただけにしか過ぎない。
この世界で生きていく為に上からの重圧は、地球の重力よりも遥かに重く感じる。
だから、人は自らが創り出した不可能な事象や、理想、幻想を本、映画やアニメ、ゲームの中に、夢を追い求める。
或いは、今のこの世界は知ってしまったから。
大昔、世界は未知で溢れていた。
まだなんのしがらみも無い世界。
人はある程度、外の事を知るようになると今度は内へ、目を向けるようになる。
当たり前の常識、戦争、差別、知識が培われ、世界が狭くなっていった。
そして、人は過去と未来に夢を馳せるようになる。
更にそこに自らが創り出した創造を加え、より深く、より現実とはかけ離れた夢に。
だからこそ、時代が進むに連れ、人はなによりもそこに感情が宿るようになる。
恐怖、熱意、ときめき、踊る心、喜び、悲しみ。
手に出来ないモノ、手に出来るか分からないモノだと知ってしまったが故の感情。
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