第1章

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残って4人を見張っている村人達は、いまだヒソヒソと話し合っている。 すると突然、沙穂が3人にコソコソと話始めた。 沙「あのさぁ、よく分かんないけどこんな時にすることは1つだと思うんだよね」 未菜日「「「な、なに?」」」 沙「ダッシュ&ゴーッ!!」 どやあぁぁぁぁぁぁー… 菜「つ、つまり逃げるってこと?」 未「私走りたいっ」 日「えっ、走るの!?」 沙「でわでわ、レッツゴーッ!」 そう言って、なんだかんだ全力疾走した4人でした。 ーーーーーーーー… ーーーー… ーーー… 沙「っだあぁぁぁぁぁぁー…自分で言っておきながら疲れた。アホだなぁ」 日「アンタほんとアホッ」 未「ってか何でこんな事になってんの?」 菜「未華に同感っ!」 日「全部テストのせー!」 未「そーかもなぁ」 日「目覚めて村人に囲まれて追いかけられる身にもなって欲しいよーっ!」 菜「それは日々希だけ」 日「ちょっ、ひどー!」 なんてことを愚痴りながら休憩する4人。 沙「ところで日々希。その背負ってる大きいリュックなに?」 日「ん?な、なんじゃこりゃー!?」 菜「日々希、気が付くのが遅すぎだよ?降ってきた時から背負ってたじゃーん」 未「私も薄々気にはなってた」 やはり変な事が起こっても日々希は天然だった。 日々希が背負っている緑のリュックは勿論4人の中の誰の持ち物でもない。 考え込んでいると聞いたことのある声が聞こえてきた。 ?「まぁまぁ君達、早くその中を見てご覧なさい。役に立つ物が沢山入っているよ?」 未菜日沙「「「「…………」」」」 ?「あれ、どうしたんだい?」 沙「さっきの狐男っ!!」 日「きゃあぁぁぁぁぁーっ!?」 未「……」 菜「日々希うるさいっ!」 沙「ってか狐男っ!さっきはよくも…責任とって村人止めろおぉぉぉぉーっ」 狐「まぁまぁ落ち着いて」 4人が落ち着けないのも少々分かる。それは、狐男と勝手に呼んでいるが、さっき古い神社で集まっていた4人をここまで落とした若者だったのだから。 未「…さっき役に立つ物がって言った?」 菜日沙「「「…未華ナイスッ!」」」
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