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?「まぁ言葉で言っても分からないだろうから実戦してみよっか?」
未菜日沙「「「「えっ…実戦…?」」」」
?「ほら、あれだよ、あーれー!」
狐男が指差した方向には喋るキノコの大群がいた。
未菜日沙「「「「多っ!?」」」」
?「私の式神だから練習には持って来いだと思うよ?」
未菜日沙「「「「はぁっ!?」」」」
?「んじゃ、まぁ頑張ってー」
狐男がいなくなった瞬間キノコの大群が襲いかかってきた。
日「うわ、きもいっ!」
菜「NOoooooooo…っ!?」
未「よく見たら可愛いよ」
沙「いや、無理。きっしょいっ!」
それぞれ感想を言いながらバックに手を伸ばす。
未華が引き出したものは剣。
菜子が引き出したものは短槍。
沙穂が引き出したものは弓矢。
そして日々希は…
日「え、えぇぇぇぇぇぇ!?カード4枚!?」
沙「それクレジットカードじゃん?」
菜「1人だけ武器じゃないし」
未「アニメグッツ買っていいってことじゃね?」
菜「なるほど!!」
と的外れな事を言う未華と菜子。
菜「で、どーする?」
沙「どーするって…ねぇ?」
未「殺るしかないんじゃない?」
日「そうだ、やろー!」
殺るの意味が分かってなさそうな日々希に言われても困る。と思う3人だった。
菜「そーだね、村人来ても面倒だし」
日「はっ!!今思ったけど私だけ武器ないっ」
3人は日々希の言葉を無視し、それぞれの覚悟を決めて襲い掛かってくるキノコの大群に立ち向かった。
キ1「あぁー、弱そうな女達だ」
キ2「相手にするまでもない」
キノコ達は口々に挑発を仕掛けてくる。だがこのキノコ達は可哀想な最期を迎えるのだ。
1人(?)のキノコがあの言葉を言ってしまったために…。
キ3「異世界に落とされるとは…バカな奴らだ」
未菜日沙「落とされる…」
次の瞬間辺りいっぱいに重苦しい空気が漂った。
4人の背後からはゴゴゴゴゴー…と今にも噴火しそうな感じの音が聞こえてきそうだ。多分みんな思っていることは同じだが代表して沙穂が言った。
沙「今なんつった?」
キ達「………………はぁ?」
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