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それによって第三次世界大戦は終結すると思われた。しかし、そんな希望は叶うことはなかった。
二〇二〇年四月。
無支配領土となった旧韓国・中国を国際連合の命によって統治を任されたロシア連邦は北朝鮮を侵略し併合。
そして幡南島、沖縄本島へと進軍を開始した。
もちろんそれを黙って見過ごすことはなかったオーストラリア・日本連合軍は沖縄本島を本部にし迎え撃った。
第二次沖縄本土上陸戦。
この戦争で戦果を挙げたのが魔法の存在だった。
生身の腕から炎を出したり、川の水を自由に操る魔法師は敵に恐怖心を与え、ロシア軍は朝鮮へと撤退。
二〇四四年。
第三次世界大戦は死者を十億人以上を出して終わった。
そして今回の元凶となった幡南島は二〇四五年に李孫文を筆頭に大東亜連邦と称し独立。
日本とオーストラリアは始めは大東亜連邦に対し抗議をしたが、それよりも魔法師の増加及び強化を最優先事項としたのだ。
そしてそれから十年後の二〇五五年。
彼の物語は始まる。
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