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「いけません。抱きつきたいなら、私に抱きつけばいいじゃないですか?ほら…」
いや、両手広げてスタンバイされても…
「炬雨ー?」
「こっちにー」
「「おいでー?」」
いやだから、そんなにスタンバイされても…
「炬雨…こっち…」
うっ…
「楼ちゃぁーん♪可愛いぃ~~( 〃▽〃)」
不思議。
楼ちゃんには逆らえないの…ww
だって考えてみて?
子犬のようなくりくりした可愛い瞳に上目使いで見られてんだよ?!
これは逆らえない!!
暫く悩んだ末…俺はやっと、楼ちゃんのもとへ…
???
もとへ…
「も~!何で皆邪魔するかなぁ~!」
俺の襟首を猫のように捕まえてる、こいつの方を見て文句を言う
「ハッ!そんなに抱きつきたいなら俺様に抱きつけ」
「その台詞、さっき皆にも言われたんだけど~?」
てか相変わらず俺様だよねぇ
「その俺様どうにかなんないの~?バ会長ー」
「んな!?ば、バ会長…だと?」
いいじゃん!似合ってるwww
「あははははっ!いいですね、それ!似合ってます!」
ほら、副会長もそーいってることだしさ?
「じょ、冗談じゃねぇ!つか、俺のどこがバ会長何だよ!?」
「バかで会長なところ」
「そこだけ真顔で言うな!しかもお前、キャラ違ぇし!?てか、会長なのは関係ねぇ!!」
あはー
しょーがない♪
「だって~、当たり前のことをかいちょーが聞いてくるから~」
うん、俺は悪くない
「どこが当たり前だ!」
へ?
「かいちょーがバかなのってぇ~、当たり前じゃなかったのぉ~?」
会長以外の全員を見渡して言う
「いえ、それはここにいるバカがバカなだけであって、会長全てがバカと言う訳ではないんですよ?」
へぇ~
「初めて知った~ありがと~ふくかいちょー」
なんせ、中学校でも会長はバカでどうしようもないやつだったからね
あ、俺は高校からここに来たんだよ
何か姉貴が
『ここは萌えの宝庫よ!炬雨!世のため、人のため!そして何より私のために…逝ってらっしゃい☆』
と、凄い勢いで放り込まれてしまった…
不覚…
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