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「ところで、炬雨?」
落ち込んでると副会長が話しかけてきた
「なぁ~に~?」
ん?なんか空気が…
ゴゴゴッとか聞こえそうなオーラが副会長から出てるんですけどぉー!!
「なぜ今日はいつもより来るのが遅かったんですか?普段なら誰よりも早く生徒会室にきて仕事を終わらせているでしょう?」
あぁ、確かにwww
「まったく…、ドアを開けて一番最初に見るいつもの自慢気な顔が見れなくてどれほど残ね……コホンッ。調子が狂ったか…」
へ?ん?
それは~…、俺のせいなのか?
「えと…、ごめんねぇ~?」コテンッ
とりあえず、副会長が相手のときは謝っとくに限るね。
だが何故か顔を赤くし、俯いてしまった副会長
…聞こえなかったのかな?
「ぁの…ほんとにごめんねぇ~…?」
再度副会長の顔を覗き混み、目を合わせて謝る
と、突然なにかで視界を遮られたっ!
「うぇっ!?な、なにぃ~?!」
暗いのはヤダッ!ダメっ!!!
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…
「ちょっ、落ち着いてください!」
「む、むりぃ~…グスッ…グスッ、」
「え!?泣いてるんですか!?」
副会長の慌てた声とともに視界を奪っていたものが取り払われた
「「あぁー!!副会長が炬雨を泣かしたぁーーー!!!」」
「なんだと!?いったい何をしている!瑠威!」
「僕だってわかりませんよ!………すいません、炬雨…。怖かったのですか?」
「ぅっ…グスッ……ズビッ…だ、だいじょぅ…ヒックッ…」
あぁ…昔から治らない…。
俺はいつまでもこの呪縛から逃れられないのかな…
いつまでも…ずっと……、暗闇が…怖いんだ…
ふと、背中に温かさを感じた
「ふぇ?」
「い…子、炬雨…は……俺ら…仲…間!」
ふぉぉおお!楼ちゃんが!楼ちゃんがいつもより喋れてる!!!
怖さなんて吹き飛んだ!!
ついでにめっちゃ近いから…
「楼ちゃん、ありがと~!大好きっ」ギュー
抱きついちゃえ~♪
「「「「あぁーーー!!!」」」」
………………ニヒッ♪☆
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