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「アンタは、綺麗です。
それに。要が思っているより、ずっと優しくて大人ですよ。」
身体中にキスを落としながら、原西が呟く。
彼が思ってくれるような人間になれたらいいのに。
切なさに胸が痛んで、涙がこぼれた。
手を伸ばして触れた原西が、限界まで容積を増やしていて、その熱さに驚く。
張りつめすぎて、辛いだろうに。
要の準備ができるまではと、おくびにも出さない。
原西のシャツに手を伸ばして、緩められていたネクタイを抜きとった。
そのまま原西の両手首に巻き付けて、強くしばる。
大人しくされるがままに従う男に、素直すぎるよと呟いて、その広い胸に股がった。
意図を察して逃げをうつ身体を押さえつけて、体重をかけて腰を落としていく。
咄嗟に塗りつけたクリームのお陰で怪我はないが、あまりの大きさに一度では飲み込めない。
一度沈ませた身体を少し浮き上がらせて、再度体重をかける。
何度かそんな事を繰り返して、やっと根元まで飲み込んだ。
ただ入れているだけなのに、身体の内側で熱く脈を打つ原西を感じる。
顔を見れば、縛られた両手で顔を隠して、赤く色づいた唇から浅い呼吸が聞こえた。
何度も煽られて、限界まできていた雄は、それから数度、上下にすりあげただけで一度目の精を放った。
内側から潤されて、スムーズになった律動を再開すると、獣のように唸って解放を求められた。
このまま最後までまた逝かせようとした企みを放棄して、その手を解き放つ。
途端に起き上がってきた原西に倒されて、力づよく腰を動かされて混ぜられた。
口から漏れるあえぎをとめもせずに、繋がれた箇所に手をやって、打ち付けてくる雄を挟みこんで指先でも刺激する。
早くなった呼吸に原西の熱を感じて、その熱に煽られた。
もっと。
この世の誰と寝るよりも強い快楽で虜にしたい。
出来る限りの手練手管と、情熱をもって。
快楽に溺れていく男を、引き寄せる。
堕ちてしまえば出られない。
そんな深みにまで、二人で沈んでしまいたい。
速度をました打ち込みに追いたてられて、甘くないて欲を放った。
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