1806人が本棚に入れています
本棚に追加
ただ溺れる様は、不様だ。
どんなに深く感じ入っても、絶え間なく俺を見つめる眼差しに恥じるような行為はしたくない。
優しく受け止められるからと、油断して
ただ甘えるだけの男にはなりたくなかった。
もっととねだられて、腰をまわす。
俺に与えられる全てを賭けて、深く交わった。
後数時間もすれば、また別々の場所にかえる身体の。魂の欠片だけでも連れていけたら、こんなに恋しく想うこともなくなるだろうか。
深く穿がったまま口づけて、どこもかしこも繋がったまま、身体ごと揺さぶってかきまぜる。
早すぎる絶頂に、逃げをうつ身体を押さえつけてグラインドの幅を大きくして音を立てて攻めたてた。
不規則に麻痺を繰り返す、息も絶え絶えな身体を、張りつめた己でこじ開けて何度も犯す。
欲しがるだけ、溢れるほどに穿って、抱きすくめる。
離れている間も、直ぐに思い出せるように刻み付けた。
最初のコメントを投稿しよう!