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「ただいま~」
噂をすればなんとやら。
あれから40分ぐらいしか経ってないのに、もう帰ってきた。
「もーお腹ペコペコだよー」
キリはお腹を摩りながら食堂に入ってくる。
「ん?みんなどうしたの?そんな一ヶ所に集まって」
「あ、今ナノ達の話を聞いてたんだ」
「え、なになに…?」
メイドがキリの夕飯をレンジで温めている間に、輪の中に入って行った。
「ありゃ、やっぱり負けちゃったか…ドンマイ!まだまだ次はいっぱいあるよ」
「…ドンマイ…?」
「ドントマインド、気にするな。って意味だよ」
「そんなに気にしてないよ?」
キリも輪の中に入り子供達はワイワイ盛り上がっている。
その中で一人だけ一瞬だけ浮かない顔を見せる娘がいた。
みんなで笑いあってる最中にふと浮かない顔をしては、一瞬で笑い顏に戻す。
昨日からそんな様子を何度か見てるが…何かあったのか?
…もしかしてイジメ!?
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