たとえ国を敵に回しても~

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「あのねっ!みんなに大事な話があるんだ…」 夕飯の片付けも掃除も終わり、子供達もメイド達も風呂から上がった後… リビングでライナを除いた家族全員でテレビを楽しんでる最中に、真ん中の子が意を決したかのように声を上げる。 「ん?」 「「「なになに?」」」 「「…大事な?」」 「「「話…?」」」 テレビから顔を離して全員がその子に注目した。 「前々から言われてたアレなんだけど…」 「あー、アレ?どうなったの?」 「結局断ったんでしょ?」 「…?」 「なあ、アレってなんだ?」 俺以外のみんなは話が分かってるらしく、色々な反応を返している。 俺は雰囲気を壊さないようにコソッとメイド達に聞く。
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