たとえ国を敵に回しても~

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だからあえて普通の学校に通わせてるそうだ。 そしてその王族のご子息は断っても何回も告白してくるんだと。 流石に学校外ではストーカー紛いの事はしてないらしいが。 で、回想終了して今のミィナの話に至る。 「もう受けようかと…思うんだけど…」 「「「「「「「ええっ!?」」」」」」」 軽く俯いて発した言葉に俺とメイド達を含むみんなが仰天した。 「なんで!?苦手なタイプなんでしょ!?」 「もしかして…私達に対する嫌がらせとかが関係してるの!?」 「俺らはそんな事は全く気にしてないぜ?ミィナ、考え直せよ!」 …は?嫌がらせ?なんだそれ。 「どうやら、自分の物にするために親に頼んで学校側に色々手回ししているらしいですね」 「…それは小学校だけか?」 「いえ、キリちゃんやニコちゃんに聞く限りは中学と高校の方もです」 子供同士の問題ですし…キリちゃんやニコちゃん達は良い友達が多いので全く意味を成してなく、今の所私達が出来るのは見守るだけです。とメイド長が言う。
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