たとえ国を敵に回しても~

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「羨ましいけど、その図なんか危ないよ?…ミィナ、こっちおいでー」 「やー」 「お兄ちゃんより俺の方が良いんだと」 「くっそー!!」 「ライナ兄抱っこー」 「…私も」 ライナが真ん中の子に拒否られて地団駄を踏んでると、下の子達がライナに駆け寄った。 「そーら!高い高ーい!」 「きゃははは!もっともっとー!」 「順番な、次はリィンだ…それー!」 さっきまでのシリアスな雰囲気が一変、いつもと変わらない雰囲気になる。 「お、もうこんな時間か…お前らもう寝ろ」 「「「えー!」」」 時計を見ると時刻は21:45。 だいぶ遅い時間帯だ。 「明日学校ですからね…さあ、寝室へ行きましょう」 「でも…!」 「ハリュー、後の事はライナと私達に任せて明日の学校に備えて、ね?」 「…分かった、ライナ兄…負けないで」 真ん中の子とキリ、ライナとメイド長だけリビングに残り、後は渋々寝室へ向かう。
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