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「さて、お前も安心して寝ていいぜ」
「…大丈夫…?」
「ははっ、俺だぜ?こんな国一つぐらい敵に回した所で潰せるって」
「…おとーさんだったらホントにできそう」
「うん…ミィナ、父さんの強さはお前も手合わせしてるから分かるだろ?心配するだけ無駄だよ」
ライナが真ん中の子の手を取って寝室へ連れて行く。
「キリ、お前も悪魔祓いで疲れてるだろ?今回は休め」
「うーん…残念だけど、次回頑張る事にするね」
「ついでに子供達を寝かしつけてくれるか?」
「オッケー、子守唄でも歌っとくよん」
流石にその歳ともなると直ぐに理解してくれるから助かるぜ。
「んじゃ、あと10分…作戦会議といきますか」
先に戻ってきたライナに大まかに作戦を説明する。
「分かった、じゃあ俺は兵士狙いだな」
「生殺はお前に任せる」
「なるべくなら話し合いで終わらせたいけど」
ライナは甘い事を呟いて別荘の外で待機した。
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