たとえ国を敵に回しても~

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「すっげぇ…!」 「ふむ、ちゃんと手入れはしてるみたいだ」 お互いに剣を抜いてマジマジと見る。 「父さん、コレ…凄い業物じゃない?」 「ああ、俺が作った中でも最高傑作の内の一本だからな…名は無名だ」 「名前が無名…なんかかっこいい!」 そうか?良く分からんが悪い気はしないな。 「ねえ…お願いがあるんだけど…」 「流石にその剣はやれんぞ」 「いや、俺にはソレが相棒だからいいよ…今回だけ使わせてくれない?」 「別にいいけど?じゃあ俺は久しぶりにコレか」 ライナとお喋りしてる間に22:00が過ぎた。 「アレか…」 「結構な数来てるね…マジで国軍だ」 「いまさら国を敵に回す事にびびったのか?」 「そんなわけないでしょ…妹のためなら、俺はたとえ国を敵に回そうとも討ち破ってみせる!」 ライナはまさに主人公、なセリフを叫び、国軍に向かって走って行く。
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