たとえ国を敵に回しても~

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「起きろ」 俺は未だに気絶している敵兵を蹴る。 あ、もちろん男の方だよ?女だったら揺すって起こすし。 「「う…」」 めんどくさくなってきたので、別の敵兵(男)を蹴り飛ばして他の敵兵にぶつけた。 「さっさと起きろや、こっちは眠ぃんだよ」 「う…なにが…?」 ドカドカ蹴り飛ばしている内に最初に蹴った奴がようやく目を覚ます。 「やっと起きたかクズが」 「お前は!」 倒れた敵兵(男)を蹴飛ばしてる俺を見て、直ぐに現状を察したらしい。 バッと距離を取って剣を抜く。 「さっさとこの邪魔な兵達を担いで撤退しろ」 「なに…?」 「お前らが生きてるのは、あの薄黄色の髪の奴のおかげだ…感謝しとけ」 俺は臨戦態勢の敵兵を無視して倒れてる奴らを次々と蹴り飛ばす。
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