たとえ国を敵に回しても~

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「ほら、早く味方を担いで逃げろよ…あの餓鬼は漏らしながら逃げてったぜ」 「なに!?」 もうすべての敵兵(男)が目を覚まし、武器を構えてる。 「お前らさ、そんなに死にたいの?ライナがせっかく生かしてやったってのに…」 俺はため息を吐いて無名を抜く。 「死にてぇんなら望み通りに殺してやるよ」 「!?」 素早い動きで一番近い敵兵(男)の懐に入り、横真っ二つにした。 反応できずに斬り裂かれ、地面に倒れた敵兵(男)は上の無い自分の下半身を見て驚愕している。 「「「う…うわあー!!て、撤退だぁ!!」」」 誰が最初に叫んだのかは知らないが、まだ気絶してる女性兵を担いで逃げて行く。 あーあ、一人犠牲にしちまったな……アーメン。 俺は内心十字架をきりつつ、無名で頭を突き刺して保管庫(特製)に影移動させた。 さて…帰るとするかな。 俺は無名を鞘に納めて別荘に向かう。
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