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「いや、今回の件は全面的に私の息子が悪い…ひいては全て私の責任だ」
「俺は悪くな…痛っ!」
「このバカ息子が!反省しろ!」
クソ餓鬼を見てると、なんでこんな奴の親が国のトップなんだ?と思ってたが…
今の国王を見てると納得だ。
己の間違いをちゃんと認め、正すためにはプライドも捨てる。
俺らみたいな庶民とのイザコザなんて権力でもみ消そうと思えたハズなのに、だ。
まあもみ消そうとしたら殺してたけど。
にしても…国王とその息子がたかだか十何歳の庶民的な女の子に土下座してる図はシュールだな。
「どうするミィナ?許してあげる?」
「条件をつけたらどうだ?その方が相手も楽だぞ」
「…確かに、無条件で許されると裏を感じる」
「じゃあ…」
子供達のアドバイスを受けて真ん中の子が国王とクソ餓鬼に向かって口を開く。
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