アノ場所

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「うーん…」 「どうかされましたか?」 国王が真ん中の子に土下座で謝罪してから三日後。 俺はリビングのソファに座って考え事をしていた。 その様子を見たメイドが駆け寄ってくる。 「いや…ライナ達の主人公属性の事を考えていた」 「…ああ、武器の事ですか?」 「ん、主人公の持ち物としては弱い気がするんだよなー」 あの剣は確かに良い剣だけども、さる国の騎士団長から奪った物なんだよねぇ。 主人公が持つ武器としては…なんか…曰く付きってーの? そういった感じのがライナには合わないような気がする。 逆にキリには丁度いいかもな。 父親から長男に渡された剣を長女が渡される。 なんか小説とかで主人公が持つ武器ってそんな感じじゃね? この前の少年が持ってる勇者の大剣(モデル)的な。
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