アノ場所

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誰かが渡した物を更に渡す…呪い付加の武器みたいに、たらい回しの曰くとか。 あれ?呪い付加は外せなくなるんだっけ? まあいいや…何はともあれ、とりあえずライナの武器だな。 「どうしたものかね…」 「そのままでよろしいのでは?」 「んー…やっぱり才能として主人公属性を持ってるんだから、ソレを強化してあげた方が色々と…なあ?」 「確かに物事の流れはスムーズになりそうですね」 あいつはあの魔道に堕ちた友達を救おうとしてるんだろ? だったら途中の敵でつまづいてる場合じゃ無いよな? あ!そうか、誕生日プレゼントって事にすればいいんだ。 親から誕生日に武器を授けられるって主人公にありがちなイベントだろ。 そうと決まれば…と言うかあいつの誕生日っていつだ? 「誕生日っていつ…?」 「誕生日、ですか…?………ああ!来月です」 メイドは俺の言葉に首を傾げ少しの間考えて、言いたい事を理解したのか声をあげた。
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