アノ場所

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魔界に行くための準備?をする事にしたのだ。 別に今すぐ魔界に行ってもいいんだけど…たまには万全の状態で行こうかなー?って。 「さーてと」 「お出かけですか?」 「おう、アノ場所に行ってくるわ」 「…ではお供します」 「え、いいの…?」 俺はメイドの申し出に驚いて聞き返す。 「はい、邪魔が入らないように見張りは必要ですよね?」 「まあ俺はかなりありがたいけどさ…家の事とかはいいの?」 「その他の事は業者にお願いしますので」 心配したように聞くとニッコリ笑顔で返された。 「そっか、じゃあ好意に甘えてお願いしようかな」 「はい、ありがとうございます」 「こっちのセリフなんだけど…あ、じゃあ業者の人にコレでなんか買って差し入れでもしたら?」 俺はポーチの中から札束を取り出してメイドに渡す。
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