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でも、いろんなことをわからないままにしておくのも、気持ちが悪い。
だからオレは、思い切って、餓鬼や悪鬼が出たとき以外にも、自分から彼に連絡をとってみることにした。
はじめからいきなりストレートに、あの夢のことや、核心に迫るようなことを聞くつもりはなかったが、仲良くなっておけば、いつかはそういうことも聞けるかもしれない。
それに、日頃からコミュニケーションをとっておけば、一緒に戦うときも、お互いやりやすいんじゃないかなと思ったのだ。
北城慧の家は、オレのアパートと大学の、ちょうど中間あたりの位置にあった。
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