一つの月夜

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「おっはよー♪」 学校の下駄箱のところで同じクラスの親友の古崎 理恵が待っていた。 「おはよ」 私もなるべく元気に答えた。 「どうしたの?三咲顔色悪いよ?」 「…そう?」 やっぱり理恵にはお見通しか。 何ていったって幼馴染みの仲だから。 「保健室いく?ついていくけど。」 「ううん、平気!一人で行けるから♪」 「そっか♪」 理恵はそう言って 「気をつけてね。」 と真剣なまなざしでいう。 私はそれの意味を全く理解せずに 「うん!」 とうなずいた。 ―…そして 私は保健室へ向かう。
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