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悲劇
私は首をかしげながら教室へ行った。
―…悲劇は起きた。
「うっあぁぁあぁぁ…」
「どうしたの!?西君!!」
同じクラスの西君が何故か顔を蒼白にし、白目をむいて叫んでいる。
私は見て思った。
(やだ…なんで…!?)
私は頭を抱えた。
西君は口を思いきり開け叫んでいる。
(私が黒猫を見たときから何かがおかしい…!?)
咄嗟に寒気と威圧感が起きた。
「いや…!」
黒猫だ。
その黒猫は姿を変えて黒いコートと血まみれの鎌を持つ骸骨になった。
(死神…?)
その死神は西君の後ろへ回り込む。
そのときだった。
スパーン…
西君は首を斬られた。
叫び声が止まり叫んだ時と同じ状態で静止している。
だけど首は飛んでいない。
だが脳天から変な青白い気体が浮き出ている。
そう。
死神は魂を食べている。
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