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男が私に向かって歩いてくる。
気持ちが悪い
私は男が嫌いなのだ。
篠田 舞。高2。
趣味は ゲーム。
特に、ホラーとか。戦闘系も好きかも。
自己紹介はこんな感じか?
ってか、あの男、誰だろ?
あ、来るよ。私とずっと目が合ってる。
あと30mくらい?
やだやだ。近づかないで。
「篠田 舞さんですか?」
舞「そうですけど」
「よかった。こちらにいらっしゃった。探していたのですよ」
舞「そぅなんですか…?」
「…と言っても僕達が勝手に探していただけなのですが」
舞「あのー?」
「…あ、これは失礼しました。僕は シャルアの森の案内人。リンと申します」
舞「シャルアの森…?」
リン「シャルアの森とは、この世ではない世界に存在する、広く、深い森のことです」
舞「この世ではない…?」
リン「そうです。そして、なぜ、僕が舞さんのところに来たかというと、実はですね…舞さんが、シャルアの森のハンターに選ばれたからなのです」
舞「ハンター?なんですか それは」
リン「はい。ハンターとは、まぁもちろん、戦う人のことなのですが、今 シャルアの森は 滅亡の危機にあります。モンスターが急激に増え、森がどんどん破壊されています。その危機を救うには、モンスターを倒してくれるハンターが必要だ、ということなのです。そして、篠田舞さん。あなたが選ばれたのです」
舞「…」
リン「ですから、是非とも、シャルアの森のハンターになってはいただけないでしょうか!」
舞「でも、よくわからないですし…」
リン「…ですよね。急にこの世ではない だとか、モンスター だとか言われてもピンとこないですよね。ですが、そこをどうにかやってくださるのが舞さんなのでは!?」
舞「そう言われても…」
リン「お願いします。この同意書にサインをしていただけませんか!?」
舞『うざいな…コイツ。ま、どうせこの世ではない なんて、ふざけてるに決まってる。テキトーにサインでもして とりあえずコイツを黙らせるか』
リン「お願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしまs」
舞「わ、わかりましたから。サインすればいいんでしょ、サインすれば」
リン「本当ですか!?ありがとうございますm(_ _)m」
舞「はいはい」
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