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「面白い話?」
「ああ。
うちのクラスの御影さん、彼氏ができたんだって」
「えっ」
菜乃子は数秒固まったあと、叫んだ。
「ええええええええええええ!?
あの無表情、無愛想、友達の影すらない御影さんに彼氏!?」
「菜乃子、失礼だよ、それ」
「ごごごごごめん、でも、あんまりにも意外すぎて。
で、相手って誰。
うちの学校? まさか、うちのクラス?」
きらきら目を輝かせている菜乃子を見て、旺志郎はクスッと笑った。
「それはね――――」
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