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「脚、もっと広げられるか？」
「やっァ！ 恥ずかしいっ！ これ、ァっ！」
背中で漣に寄りかかり、全てを預ける格好のまま、乳首も、どこもかしこも翻弄されて
甘く啼くような声が止まらない。
「あっ、はァっ！ 漣、これ、おかしくなっちゃうっ」
「すげ、良い眺め」
馬鹿なこと言ってないでって、言う暇も与えてもらえず、濡れた音と自分の声だけがどんどんと大胆になって鼓膜をくすぐるんだ。
「なんか、止めらんねぇかも」
「？ ひゃっ！ ァ、ダメ、ぇ、ァ、んっ」
声、我慢できない。うなじから首筋をなぞって肩へと移動する唇の感触。柔らかくて、とても優しく、羽でくすぐられるような接触なのに、それがたまらなく強い刺激に変わる。
息が上がるくらいに感じているのに、そんな俺の肩を漣の歯がカリッと噛んだ瞬間
ビリビリと電気が走るみたいに、足指までくるっと丸まるほど、感度がドンドンと上がっていって、身体中が濡れていく。
「漣、も、俺っ」
「その顔、すげぇそそる」
見上げると、ニヤリと微笑まれて、その表情にこっちだってそそられるんだ。
「あ、ダメぇっ」
蜜をまとった指、久し振りの場所を抉じ開けて、ゆっくりと傷をつけないように、奥まで優しく侵入するけれど
ダメだと訴えても
首を横に振っても、その侵入は深さを増していく。
「狭い……」
「ん、だって、そんなの、久し振りだから、ァ」
「けど、すげぇ、気持ちイイ」
漣の額に汗が光っていた。
きっと、ものすごく我慢してくれている。俺を後ろから抱えながら、この至近距離で互いの体温感じて、こんな顔をしてくれてる。
「何？ 今、すげぇ、締まった」
「そ、れは……」
恥ずかしい格好。でも、そんな俺を可愛いって。
「漣がカッコいいから、だよ」
背伸びをするようにして、漣の唇にキスをひとつ、そして、その拍子にものすごく、発火しているのかと思うほど、熱を持った場所にお尻が触れた。
「！」
「かっこわりぃ、すげぇ、抑えてんのとかバレて」
「漣はカッコいい。それと、可愛い、よ」
頬に額をすり寄せ、甘えながら、お尻を漣のほうへと移動させる。今度はちょこん、じゃなくてしっかりと触れた塊に、漣が息を詰めた。
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