第1章

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先生に聞いても、茶道部なんてない と言われてしまった。 夢だったんじゃないかとおもうがまだ あの茶の味が舌に残っていた。 授業の合図が聞こえたが、教室に戻るのも疲れたと保健室に逃げ込んだ。 「…白津凪さん?」 そこには、昨日あった人物が、椅子に座っていた。 「…よく知ってるわね?私のフルネーム。」 保健室の先生は、いきなりきた私に名前と学年を聞き、椅子を進めた。 「昨日、離れ校舎にいましたよね?」 「校舎?いってないわよ?」 「私、もっと若い白津先生を見たんです」 「あら、幻でもみたんじゃない?確かに私は、この学校の卒業生で茶道部には、所属してたけど。」 「ほっ本当ですか?じゃ あの 遊客さんって」 「貴方 それ 誰から聞いたの?」 「母に…。」 「母親の名前は?」 「旧姓は、星宮綾乃です。」 「綾乃の娘さんなの?」 「はい…」 「そう。綾乃、亡くなったのね…。」 「えっ?」 「遊客さんは、私の事よ。」
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