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先生に聞いても、茶道部なんてない と言われてしまった。
夢だったんじゃないかとおもうがまだ あの茶の味が舌に残っていた。
授業の合図が聞こえたが、教室に戻るのも疲れたと保健室に逃げ込んだ。
「…白津凪さん?」
そこには、昨日あった人物が、椅子に座っていた。
「…よく知ってるわね?私のフルネーム。」
保健室の先生は、いきなりきた私に名前と学年を聞き、椅子を進めた。
「昨日、離れ校舎にいましたよね?」
「校舎?いってないわよ?」
「私、もっと若い白津先生を見たんです」
「あら、幻でもみたんじゃない?確かに私は、この学校の卒業生で茶道部には、所属してたけど。」
「ほっ本当ですか?じゃ あの 遊客さんって」
「貴方 それ 誰から聞いたの?」
「母に…。」
「母親の名前は?」
「旧姓は、星宮綾乃です。」
「綾乃の娘さんなの?」
「はい…」
「そう。綾乃、亡くなったのね…。」
「えっ?」
「遊客さんは、私の事よ。」
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