侍女の事情と姫

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「本当のことじゃ。 身分の高い女は、恥ずかしがり、声もあげぬし、身もよじらぬ。それでは男はつまらぬであろう。 男だって、努力しておるのにな。」 美加はうつむき加減になると、 「恥ずかしがることはなかろう、姫。 光秀殿に爆弾発言をした姫とは思えぬ。ワハハ」 普段笑わないと聞く、牛一の笑い声は、部屋中に響く。
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