562人が本棚に入れています
本棚に追加
「武士のはしくれです。
実家からは縁談の話なんて来ません。
実家は、わたくしの仕送りでどうにかこうにか生活しているのですから。
実家の力でまとめれる縁談などに、私が嫁いでしまったら、それこそ実家の末の妹は、体でも売らないと、実家は成り立たない。
そんな状況です。
ですので、実家は、私がうんと身分の高い人と婚姻するか、ずっと安土で働き、仕送りするかのどちらかくらいしかないのです。」
「そうなのですねーー
うまくはいかないものですね。」
最初のコメントを投稿しよう!